WRAPのオンライン研修に参加しました
みなさんこんにちは。 まじめです。
今回はWRAPのオンライン研修に参加してきたことを書いていきます。
まずWRAPについてわからない人もいらっしゃると思うので説明します。
WRAPとは
W…wellness ウェルネス 元気
R…Recovery リカバリー 回復
A…Action アクション 行動
P…Plan プラン 計画
以上4つの英単語の頭文字をとってWRAPといいます。
英語が登場していることからも分かりますように、アメリカでメアリー エレン コープランドさんが中心となって開発したメンタルヘルスリカバリープランです。
日本では「元気回復行動プラン」と呼ばれています。
私がWRAPを学ぼうと思ったきっかけは、ピアサポーターという働き方を知ったからです。 ピアサポーターとは同じように悩みを持つ人が、困っている人を助ける人の事です。
私が住んでいるエリアではWRAPを勉強して、いくつかの研修を受けてピアサポーターになっていました。
(もしかしたら施設や都道府県でピアサポーターの必要条件は違うのかもしれません)
働き方と書きましたが、私の住んでいる地域では現実はやっと最低賃金が貰えている状況です。そして週5日も働ける環境は私のところにはありません。
それでも1つの働き方として武器にしたいと思ってWRAPを受けました。
前置きが長くなってしまいました(^^;)、ここからはWRAPについて少し書いていきます。
WRAPは一人一人が自分で作り上げるものです。なので考え方やプランに正解はありません。強いて言えばWRAPを作った本人が元気になれば正解かなと思います。
なのでこのブログに書いてあることも私が考えることなので、他の人と説明が合わないこともあります。ご了承いただけるとありがたいです。
WRAPとは自分自身を深く知ることだと私は認識しています。
WRAPでは「調子が良いときの自分」「調子が悪い自分」「調子が良くなるためにするとよい行動」など様々な観点から自分を分析します。
そうして「自分で自分を治す道具箱」を作り上げるのがWRAPだと思ってます。
例えば「会議の日に調子が悪くなる自分」がいるとします。
それを「なぜか?」と分析して
・緊張するから
・人がたくさんいるから
・プレゼンが負担
など少しずつ探します。
そして今度はその解決策を探します。
・緊張するから→緊張しないためには?→深呼吸はどうだろう。
・人がたくさんいるから→人が多い環境に出向いて克服できるかも。
・プレゼンが負担→ほかの人に頼めないか。
という風にどんどん自分を深堀していく こんな感じです。
自分を元気にするWRAPにも私なりに気を付けたほうが良いと思うことがあります。
それは発想がアメリカ生まれである事と人によって合う合わないがある事です。
合う合わないはそのままで、個人差があるという事です。
WRAPを学んだから無敵みたいなことはありません。
もう一つの発想がアメリカ生まれという点は国民性の違いにあります。
精神科に対するハードルの違い、「自由」という観点が日本とアメリカでは違うと考えています。
WRAPには入院したい病院、入院したくない病院、受けたい治療、受けたくない治療を考えて信頼できる人に伝えておくという方法があります。
しかし、日本では入院できる病院を選べる可能性は低いです。治療の選択も同じです。そして自分の事を信頼できる人に伝えるという事も日本ではかなりハードルの高いことだと考えています。
以上の事からWRAPのすべてを完璧にすることは難しいと思うので、もし実践される際は「いいところだけ」使うのがいいのかなと思っています。
最後に少し感想を書いて終わりにします。
オンライン研修はZoomを使用しました。 約8時間×2日の長丁場なのでかなりの疲労感がありました。
ですが、遠く離れた人と交流したことはとても良い刺激になりました。
そしてZoomとはいえ2日間研修を完走できたことはすごく自信になりました。
またいろいろなことに挑戦していきたいと思います。
今回はここまでです。
読んでいただきありがとうございました。